知らないと後悔する家族のための注意点
「介護保険があれば、介護に関することは何でも使える」
そう思っていませんか?
実はこの“思い込み”が、介護で後悔しやすい原因の一つです。
介護保険には明確なルールがあり、使えないサービスも多く存在します。
この記事では、
- 介護保険が使えない代表的なサービス
- 全額自己負担になるケース
- 家族が勘違いしやすいポイント
を、介護初心者・家族目線で分かりやすく解説します。
そもそも介護保険で使えるサービスの基本
介護保険が適用されるのは、原則として以下の目的に限られます。
- 本人の身体介護
- 本人の日常生活を維持するための生活援助
- 自立支援・重度化防止につながる支援
つまり、
👉 「本人のため」かどうか
👉 「介護として必要か」
が判断基準になります。
介護保険が使えない主なサービス一覧
① 家事代行・家族のための家事
以下は介護保険の対象外です。
- 家族全員分の食事作り
- 家族の洗濯
- ペットの世話
- 来客対応
- 大掃除・模様替え
※注意※
本人の生活に直接関係しない家事は、たとえ介護職員が行っても全額自己負担になります。
② 医療行為にあたるもの
訪問介護では、原則として医療行為はできません。
例:
- 注射
- 点滴
- 褥瘡(床ずれ)の医療的処置
- インスリン注射
これらは
👉 医師・看護師による医療保険対応
となります。
③ 見守りだけ・話し相手だけ
- ただそばにいるだけ
- 話し相手になるだけ
- 留守番
これらは介護行為と認められにくく、介護保険は使えません。
※ただし、身体介護や生活援助とセットで行う場合は一部認められることもあります。
④ 介護度に合わないサービス
要介護度によって、使えるサービスは異なります。
例:
- 要支援の方が身体介護中心のサービスを使う
- 要介護1で高頻度・長時間のサービスを希望する
➡ 支給限度額を超えた分は自己負担になります。
⑤ 介護保険外サービス(自費サービス)
以下は制度上、介護保険の対象外です。
- 介護タクシー(条件外)
- 外出付き添い(旅行・買い物同行)
- 美容院付き添い
- 趣味・娯楽目的の外出支援
ただし、最近は自費サービスとして提供する事業所も増えています。
自己負担になる代表的なケース
✔ 支給限度額を超えた場合
介護保険には月ごとの上限額があります。
超えた分は全額自己負担です。
✔ ルール違反と判断された場合
- 生活援助の使いすぎ
- 本人不在時のサービス提供
➡ 返還を求められるケースもあります。
家族がやりがちな「危険な思い込み」
❌「お金払ってるんだから何でも頼める」
❌「介護職員=何でも屋」
❌「家族の負担を減らすためならOK」
👉 すべてNGです。
この思い込みが、
- サービス停止
- ケアマネとのトラブル
- 予想外の自己負担
につながります。
失敗しないために家族がやるべきこと
① ケアマネジャーに必ず相談する
「これ、介護保険で使えますか?」
この一言で、トラブルの9割は防げます。
② 介護保険外サービスも視野に入れる
制度にこだわりすぎると、家族が疲弊します。
必要に応じて自費サービスを併用するのも現実的な選択です。
まとめ|介護保険は万能ではない
介護保険はとても心強い制度ですが、何でも使えるわけではありません。
- 使えないサービスを知る
- 自己負担になるケースを理解する
- 家族の思い込みを手放す
これだけで、介護の後悔とストレスは大きく減らせます。
「知らなかった…」と後悔する前に、ぜひこの記事を家族で共有してください。



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